久しぶりに 父に電話をしました。    特別可愛がってもらった記憶もなく、 まったく懐いていませんでした。  嫌いになるような距離感ではなく 怖い と言うイメージだけの人。    離れて暮らしている時に ちゃんと やっていけてるのか? と、無造作に畳んだ 数枚のお札を 私の手の中に押し込んできた。   すごく嬉しかったのに 照れくさくて 泣きながら、いーよ、いーよ! と 投げつけるように 返しちゃった。    いっぱい心配かけちゃったな。 今でも甘えてほしいのかな。 優しくしてあげなきゃな。    じいじ、お誕生日おめでとう。  私は元気だよ。